ラーメン激戦区、横浜駅。
横浜家系の本拠だけあって、街は家系だらけ。
なんちゃってラーメン評論家の私は、実のところ家系と二郎系の違いも分からないシロウトだった!
本日は横浜駅周辺で、あえて二郎系を展開する豚山と、家系始祖の吉村屋で食べる。

豚山で二郎系の美味さを再確認する


というか、家系と二郎系の違いも分からない奴のブログなんて、さっさと回れ右されていそうだけどな。

そんなこというなら、そもそも言い出さなければよかったことだと思います。

嘘は良くない。これから家系と二郎系の違いを理解する。そのために、豚山にやってきたまであるからな。

二郎を食べに関内へ行かないのですね。

このシリーズは横浜駅から徒歩圏内でやってる企画だからな。
それに横浜駅でも二郎系を食べられるというのは、良い情報になるかもしれない。

確かに横浜駅近辺で食べていましたけど、シリーズ化していたなんて初耳です。

後から言っておけば、企画が倒れた時にシリーズものではなかったことにできるからな。
真夏の茹るような熱さはかなり厳しかった。早くクーラーを浴びたいと身体が騒ぐ。
けれどもそんな環境下だからこそ、脂マシマシのラーメンで塩分を補給するのは美味い筈だ。

ところで、二郎系と家系の違いとはどういうものなのでしょう?

厳密な分類はラーメン愛好家たちの意見が分かれるところだろう。
新参者が大雑把に解説すると、家系はトンコツと醤油で味付けしたラーメン。
二郎系はもっとトンコツや背脂で濃厚にし、野菜を大盛にしてバランスをあわせている。


その結果が、これだ。スープは濃厚で少なめだが、山とある野菜が水分を多く含んでいる。
今回はモヤシとキャベツ。一般的なメニューだな。
水分が増える分、最初から濃厚さをかさ増しするカラメやニンニクのマシマシ度合いを好みに合わせて調整するといい。

だからカラメやニンニクといった呪文を使うのですね。

スタバ好きの私にとっては、エスプレッソをより濃くしたりホイップを追加したりするのと、カラメやニンニクといったものを調整するのは同じタイプの楽しみに感じられるな。
もっとも、野菜を多くすると健康にはいいかもしれないが、味が物足りなくなるし何よりも腹が膨れるから、程よい量でいこうと思う。

最初に野菜をひっくり返して食べるやり方を天地返しというそうだ。

分かりやすいネーミングですね。やりますか?

やめておこう。初心者がひっくり返そうとしてしくじってもつまらないし、要は野菜の水分を上手くスープに馴染ませられるかという話だ。それなら麺やスープとうまく馴染ませながら食べるほうがいい。

とはいえ、この辺りは好みだと私は思う。
天地返しなんて二郎に似合うような食べ方、やってもいいと思うがな私は。

お肉がわきにあるので、ひっくり返すのはそれだけやりやすそうですね。

このごろっと入ってる豚肉は、まあ普通だな。ケチをつけるところはないものの、期待通りといったところ。量については嬉しいが、二郎というとこういうのを期待してしまうところはある。

スープのお味はいかがでしょうか?

ストレートだともちろん濃厚だが、もやしやキャベツの水分がにじみ出てくると、甘みのある旨味が出てきて美味しい。二郎というとこってりしたイメージがあるしそれは間違っていないが、こうして野菜の甘みを感じられるというのは、強調してもいいだろう。

意外とヘルシーなんですね。

フラペチーノとかと同じようなカロリー量だからな。多いとみるか少ないとみるかは人それぞれだろうが。

マスターは二郎を食べてフラペチーノも飲みますからね。

しょっぱいもの食べた後の甘いものは美味いだろ。
横浜駅で最強(主観的に)! 吉村屋へ行けばハズレなし


さて、ついにきてしまった。横浜駅ラーメン店巡り企画を終了させた名店。それが吉村屋だ。

それほど凄いお店なのですか。吉村屋は。

凄い。個性で言えばやはり鶴一家の地獄ラーメンなどといった、定期的に通いたくなる店はほかにもいくらでもある。しかしラーメンを食べようと思った時、選択肢は吉村屋一択になるほど私の中では別格の味だった。

個性の味といえば、やはり八幡山の誠屋。あれも連日通いたくなる味ではある。
吉村屋と誠屋のどちらかを選ぶとなると迷うところだが、今は吉村屋が近場なので、ここが一番のラーメン屋だ。

それほどのラーメン、どのようなものなのでしょう?

……残念ながら、写真撮影はダメだといわれたのでデータがない。
正確にはスタッフや店内が映りこまなければいいみたいなのだが、迷惑客とマークされたくないので消してしまった。気をつけて撮っていたつもりなんだけどな……

仕方がないので写真のない分は言葉で補っていこう。
麺をロット単位で茹でる方式のため、店内へはまとめて案内されることになる。
店の外の椅子のちょっと外くらいなら、2回の案内で店内へ入れるほど大人数を変える。

それほどの人数を変えているわけだが、みんな食べるのが早いのか特に入れ替えが乱れるような印象はない。なお、食券は買ってから並ぼう。

まずは並ぶところからなんですね。

店内で待つようなことはほとんどないからな。
吉村屋へは2回行ったのだが、どこで記憶違いを起こしたのか注文の際にニンニクは聞かない。卓上にあるものを使う。これほど気に入った店でのミスにかなり恥ずかしい思いをした。

肝心のラーメンだが、家系の見本のような一品だ。イメージ通りだと思うが、少し上品だ。
味も強く主張するようなものではないが、それが物足りないかといえば違う。まったく違う。

レンゲからスープをすすれば、まず醤油の味が広がって、遅れて脂を感じる。強いことはない。
麺は食べやすい太麺で、なにか変わった歯ごたえとかがあるわけではない。しかしどういうわけかスープとよく絡むので、他の店のラーメンではここまで感じないようなスープと麺の絡んだ味を味わうことができる。

醤油の味は、そうだな、少し塩気が強いかもしれない。麺と絡むから美味いが、少し飽きるかも。しかし心配はいらない。卓上にはしっかりと調味料類もある。
なお、ノリとほうれん草はこの美味いラーメンに比べると普通に感じた。足は引っ張っていないが、なにか強調するような要素になっていなかった。

卓上の調味料は色々とあるが、生姜は町田商店のような千切りにした感じだ。あちらはぶっといが、こちらはまだ常識的なサイズをしている。ここは好みによるだろう。味は吉村屋の方が好きだな。

他はニンニク系の味付けが多い。ここで好みに調整してほしいということだろう。
わさびニンニクに青唐辛子辛味噌、ラーメン酢など色々と用意されている。
このあたりの味の調整は、ひょっとすると物足りなくなるかもしれない。

最後にチャーシューの味だが、なかなか良かった。
脂味の少ない肉を使っていて、燻製もきいた感じで肉を食っている実感がある。

味の調整手段は物足りないので、チャーシューは大事にした方がいいかもしれない。
ラーメン酢は塩味の強い醤油に合わせた少し強めな感じがする。
なお、ガーリックチップは美味かった。あたりだ。

こんなわけで、個々のポイントでいえば他のラーメンにも良いところはたくさんある。
しかしどの一杯を一番うまいかといえば、吉村屋のラーメンが一番毎日食べられる美食だと感じた。もう吉村屋しか勝たん。

そんなにも吉村屋さんを気に入ったのですね。

ああ。というわけで、横浜駅でどのラーメンを食べるか悩んだら、吉村屋へ行け。
違うラーメンが食べたいと思うようになったら、色々と開拓するといい。
それこそ豚山の二郎系ラーメンのように、家系とは違う味もある。

これでラーメン企画も最終回でしょうか。

まだ横浜駅のラーメンを食べただけじゃないか。
今後は横浜周辺を中心として、新しい味の開拓に向かうぞ!
放浪研究員先生の次回作にご期待ください。
