技術職で事務所に縛り付けられるようなエンジニアにとっては、自由に喫茶店でリラックスしながら仕事をすることに憧れである。
昨今はコロナ禍の影響でテレワークの推進が行われているが、その前からサラリーマンを辞めた私に勤め人の近状はよくわからない。どのみちセキュリティなどの都合から、せいぜい事務所監禁から自宅軟禁に変わった程度と認識している。
そんなわけで、いまや就業規則を作る側になった私、放浪研究員は、初めてのコメダ珈琲店で話題のフード……もとい、テレワーク環境を調べてみることにした。

コメダデビューだ!

期待通りのコメダ! ドミグラスバーガー
コメダは一部でバカでかいメニューを出してくる凄い喫茶店として知られている。
そこで今回、私は昼食を注文するつもりでいた。
メニューを見たところ、伝統のドミグラスバーガーを数十年ぶりに見直した味で提供しているらしい。
ならばそのドミグラスバーガーを食べてみよう。

価格は600円台と、某マクドのスパチキを3つも買えてしまう値段だ。決して安いとは言えない。
サイズ比較のため、一般的な飲食店のお冷を隣に置いている。実際のところ、スパチキ2~3個に相当するだけの分量はあるので、ぼったくり価格とは言えないだろう。
とはいえ、私は昼食をマクドのハンバーガーだけで済ませることもあるような人間だ。価格に見合うだけのものがないと困る。

見せてもらおうじゃないか。コメダの味とやらを。
素直に美味いバーガーだ。名古屋発祥というので濃厚な味かと身構えたが、デミグラスソースは濃すぎず薄すぎることもなく、口の中にソースとチーズの旨味をしっかりと広げてくれる。しゃっきりとしたレタスとバンズが濃厚な味をあっさりと支えているのでもたれるようなこともない。

バーガーの中でも気に入りの部類に入るな。
バンズがふわっと柔らかく、ビーフパティも日本のハンバーグらしい柔らかなものなので、アメリカンスタイルを求める場合は物足りないところのあるバーガーと言えよう。
とはいえ、そういうバーガーが食べたければ、そういうバーガーを出す店に行くべきだ。コメダは日本のチェーンらしい日本のバーガーを提供してくれる。本場のスタイルが苦手な人ならば、むしろコメダを強く勧める。

昼食というには量が多くて、夕食向きかもしれないです。

そうは言ってもレストランで出るハンバーガーはこういうサイズだろう。驚くような大きさということはないな。
ミニシロノワールとコーヒーは適量
ドミグラスバーガーの味には満足したものの、コメダは驚くほど大きいと聞いていたので正直拍子抜けしてしまった。この日はコメダに行くということで、腹を空かせて訪問していたのである。

まあいい。喫茶店らしくコーヒーを頼もう。あと、このミニシロノワールというものも。
コメダのシロノワールは主力の商品ともいえるもので、焼きたてふんわりサクサクのデニッシュパンに、ソフトクリームとシロップを添えたものだ。ミニシロノワールはそのミニ版で、値段は通常だと600円台、ミニだと400円台と200円ほど違う。

量が多すぎるようなら、お前にも分けてやろう。

ありがとうございます。


これは……意外と量が少ないな。
一般的な量と比べて少ないということはない。単にコメダは量がすごいと聞いていたので、値段を考えれば普通ではないかというのが正直な感想として浮かんだのだ。

まあ美味いからいいけどな。この味と量だと、デニッシュだけで1000円とるような店もなくはないことだし。サクサクで風味豊かなデニッシュと何にでも合いそうなソフトクリームの味が病みつきになりそうだ。

あの……マスター?

というよりも、病みつきになる。昼飯食べたばかりだが、シロノワールもいけるぞ。

完食、ですね。

味は悪くなかったぞ。まあ、コーヒーは普通かな。
コーヒーを手に作業できる雰囲気
喫茶店だから静かということはないが、どこかのファーストフードの店よりよほど落ち着いてコーヒーを飲みながら執筆のできる環境だ。
実のところ、ネカフェやホテルのラウンジでもなければ、こういうところで作業すべきではないと考えている。しかしながらコメダの雰囲気は、コーヒー一杯に1000円以上をとるような店ほど素晴らしいわけではないが、集中したりリラックスするのに向いている良い店だと感じた。
家具の造りがしっかりしているし、安っぽいものでもない。その上に料理はおいしいのだから、おすすめできる場所だ。
早起きは三文の得だぞモーニング!
コメダ珈琲では朝(開店から11時まで)の間にドリンクを注文すると、パンと小さなおまけがついてくるという素晴らしいサービスがある。

ドミグラスバーガーを食べた時に感じたのだが、コメダのパンはモチモチでふっくらとしつつも、カリッとすべきところはカリッとした大変美味しいパンだ。
もちろんフランスパンのような本場らしいパンとは違う和風スタイルであるものの、欧米のパンらしいパンが好みなのは私のような少数派だろう。そしてそんな私からしても満足できる味である。
コメダへの期待はでっかいスケール

コメダと言えば、やはりメニューより実物の方が大きいという意味で「詐欺」と評判の巨大な飲食物である。
正直なところ、期待ほどではないと感じていたので、最大サイズのアイスコーヒーを注文した。
ここまで大きいと、流石にかなりの量がある。
しかし正直なところ、スタバの方が安上がりで美味しいのではないか?と感じるのも事実だ。
コーヒーの好みも個人差があるだろうし、日本の喫茶店らしい味でコメダも悪くないというのはある。だが私が帰国子女だからか、単純な味と価格ならスタバに軍配が上がるのではないかというコメントをせざるを得ない。
とはいえ、食事込みで評価するとコメダが上である。スタバのスコーンもまた好物ではあるのだが、そういった食事のコスパにスタバは劣る。飲むならスタバ、食べるならコメダの方が失敗しないのではないだろうか。
病みつきになるぜかき氷

というわけで、コメダ必勝の構え。スイーツを注文しよう。


美味しそうですね。
レギュラーサイズのぶどう氷にソフトクリームのトッピングを追加したものである。
一つ一つが大きくそして薄いかき氷に濃すぎず薄すぎず甘すぎず軽すぎずべったりしすぎずと、これでもかとかき氷の難しい条件に合格点をたたき出した極上のかき氷だ。
しかしそのかき氷も工夫がなければすぐ水となる難しい食べ物である。コメダでは冷やした容器を使うことによって、かき氷が溶けるのを予防している。もちろんそれぐらいは気を使ってほしいところだが、縁日などではそういうのはなかなか見かけることはない。

しかしこの豪快さは、かき氷専門店か縁日のやるようなことだろう。ここはチェーンの喫茶店だぞ?素晴らしい!

ソフトクリームも美味しいのですよね?

既に力説した通り、他の品を邪魔しない、それでいて自分も美味しいという優れモノだ。どんなものに添えても、このソフトクリームは組み合わせを引き立てるのではないかと思わせるほど美味い。

マスターが嬉しそうで何よりです。

お前も食べるか?

えっ……はい、喜んで。
コメダは強かった
コメダにはすっかりはまってしまい、2回にわたって訪問したものの、全部で3000円ほどしかかかっていない。
マクドでコーヒーだけ買って粘るだけなら1000円でハンバーガーもつけて2食いけるだろうが、ドミグラスバーガーのボリュームと味には勝てないだろう。もちろんマックのパティやケチャップなどのバランスも好きではあるが、ドミグラスバーガーは群を抜いている。
コーヒーの味自体は自分の好みと合うものではなかったが、あのデニッシュやかき氷、上品なソフトクリームの味を知ってしまえば、コメダに惚れこむこと間違いなしだ。それと、コーヒーが食事やスイーツの味を邪魔していないのも良い。
コメダ珈琲。このスイーツの伏魔殿から、クオリティの高い記事を発信していきたいものである。


